白馬/鬼無里(長野) 高戸山(1069.1m) 2016年12月4日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 10:00 採石場入口−−10:19 採石場終点−−10:41 960m鞍部−−10:55 高戸山 10:58−−11:04 960m鞍部−−11:13 採石場終点−−11:23 採石場入口

場所長野県北安曇郡白馬村
年月日2016年12月4日 日帰り
天候薄曇
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場採石場入口の路側に駐車
登山道の有無無し
籔の有無尾根上は薄い笹あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント北側から往復したが地形図に記載が無い採石場ありで採石場終点まで道を使わせてもらう。日曜日は操業していなかったが土曜日は不明。採石場操業中は危険で立入は無理。北尾根東斜面は広範囲で笹が繁茂しており、採石場の存在はありがたかった。採石場から浅い谷を登り960m鞍部で山頂に達したが、尾根上にも僅かな笹しかなくて歩きやすいルートだった




地形図に記載が無い採石場あり 地形図に無い道だが使わせていただく
日曜日は作業はお休み 作業道を上がる
高戸山北尾根東斜面は広範囲で笹藪の緑が見えた
採石場終点。870m峰を削った平坦地 採石場奥は岩場の尾根
岩場の基部を左へ巻く 笹を避けて尾根を登らずに谷を登ることに
広い谷は藪は無い でも谷筋は泥濘なのでちょっと外して登る
960m鞍部から山頂方向を見る。笹は薄そう 薄く低い笹があるが歩きやすい尾根を登る
高戸山山頂部。三角点は檜の裏側 高戸山三角点
採石場を見下ろす 東側の東山や柄山方面
960m鞍部から北側の谷を見下ろす 泥濘を迂回
採石場に出る 林道入口到着


 白馬村〜小谷村と戸隠の境界には堂津岳を代表とする渋い山が南北に連なっているが、その山脈の南端に近い付近で西側に飛び出した山が高戸山である。常識的にはほとんど登る人がいないような場所に思われた。さほど大きな山ではないのでネット検索はせずに独自にルートを検討。車のアプローチで山頂まで一番接近できそうなのは北側の菅沢沿いの道で、橋で左岸側に渡った辺りから取り付くのがいいだろう。

 菅沢沿いの林道は採石場横を通って奥へと続く。工事用の車両が通過するのか道幅は広いし頻繁に通行があるようで安心して走れる。菅沢にかかる橋を渡ると道は二分し、そこには採石場の表示があった。地形図には記載されていないが採石場への道が上部へ続いていそうだ。右側の道は車止めがあり直進は無いがこの先立入禁止の看板が奥に見え、車はここに置いて歩くことにした。地形図を見ると直進の道は地形図記載の道らしく、山頂から離れて中込方向に行ってしまうので右の作業道を登ることにした。ここから高戸山北尾根に適当に取り付けばいいだろう。

 霜が下りた車道を登っていくが、採石場がお休みの日曜日だからこそできる技だ。操業時は重機やダンプが動き回っていることだろう。最初の重機が置いてある場所で道が途切れ、砂利の斜面を上がると再び車道が登場。車道も掘って砂利採取しているらしい。これより上部は安定した車道が続く。右手(西側)の斜面は笹が繁茂しており、これを登るより植生が皆無な採石場内をできるだけ進んで山頂まで接近した方が得策と判断した。

 削られて平たくなった高まりから周囲の地形を見ると、現在位置は南北に細長い870m峰らしい。平たいピークの頭を削ってさらに平たくなっていて、その奥の尾根立ち上がり手前で採石場はおしまいだった。この尾根を登ろうかと考えたが正面は岩場で登るのは無理で、地形図を見てまずは左に巻くことにした。巻き終わってから尾根を登ってもいいし、場合によってはこの尾根の東側の広い谷を登って910m鞍部経由でもいいかもと考えたからだ。岩場直下を左に巻くように薄い笹の中に獣道があった。

 岩場を回りこんで尾根に取り付ける地形に達したが、この先の尾根には笹が見られるため笹が無い谷筋を登ることにした。谷は僅かな流れしかないが泥濘が多く、谷の真中を避けて東側を迂回気味に進んでいく。周囲は植林で相変わらず藪は無く歩きやすい。結局、910m鞍部まで谷筋を登ったがこの選択は正解だった。

 鞍部付近は複雑な地形で、登ってきたのと反対側は緩やかな傾斜で尾根と並行する形で沢が流れていたのには驚いた。普通の鞍部の光景ではないが地形図を見て納得。東へ続く稜線はここと同じような高さの尾根がしばし続くが、山頂へ向かう西側の尾根は一気に高度を上げる。幸いにしてここは笹はあることはあるが薄いし腰くらいの高さで視界の邪魔もしないし、それも最初だけでそれ以降は笹は消える。

 傾斜はあるが広い尾根で落葉樹の葉が落ちて明るく気持ちの良い尾根だ。目印等は無くこのルートで登る人はいないらしい。傾斜が緩むと山頂部であるが、広い山頂で明確なピークは無い。三角点を探しながら北上すると、落葉樹林の中に唯一の常緑樹である檜の木の向こう側に三角点を発見! ここが高戸山山頂だ。山頂標識は無いが先人の目印は残されている。樹林で展望は無いが、もし樹林が無ければ西側には唐松岳や白馬三山が近くに見えるだろう。

 帰りは往路を戻る。採石場はやっぱり日曜休業で、入口の車止めも道の真中に立ったままだった。

 

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